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2022.12.31

狭小住宅とは?何坪?特徴や失敗しないためのポイント!

狭小住宅とは?何坪?特徴や失敗しないためのポイント

狭小住宅とは?何坪?特徴や失敗しないためのポイント!

狭小住宅とは、狭くて小さな土地に建てられた住宅です。広い土地を確保しにくい首都圏近郊に多く存在するため、交通の便の良さ重視に家を建てようと考えている方であれば、一度は聞いたことのある言葉ではないでしょうか。今回は狭小住宅の特徴と、立てる際の注意点、失敗しやすいケースや施工事例を紹介します。

狭小住宅の特徴とは?

狭小住宅の特徴

狭小住宅とは、その名の通り、狭くて小さな土地に建てられた住宅のことです。ただし土地の大きさを指す法的な定義はないため、狭小住宅と聞いて想像する大きさは、個人やハウスメーカーの感覚による部分も大きいでしょう。

一般的には15〜20坪程度を指すことが多いため、狭小住宅といえば15〜20坪程度をイメージしておくとよいでしょう。狭小住宅と聞いただけで、住みづらいと思う方もいるかもしれませんが、狭小住宅には、通常の住宅と異なる特徴が存在します。

ここからは、狭小住宅のメリットとデメリットについて見ていきましょう。

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狭小住宅のメリット

狭小住宅のメリットとしては、以下の3つが挙げられます。

・土地が小さいため、土地代が安い

・土地が狭いため、建築に伴う諸費用が安くなる

・税金が安く済む

狭小住宅は、家を建てる際の土地が小さくて済むため、土地代が安いことがメリットです。首都圏や駅の近くなどの立地で、広い土地を購入しようとすると、土地代だけで多くの費用が必要です。

同じ予算であれば、土地代に多く金額をかけてしまうと、そのぶん建物にかけられるお金は限られてしまうでしょう。工夫次第で快適に住める狭小住宅であれば、土地代をかけず、利便性の高いところに住めます。

また同時に、建築に伴う諸費用も安くなることもメリットです。例えば家を建てるのに必要な申請書や登記費用などは、土地の面積に応じて費用が変わるため、狭い土地であれば、費用も安く抑えられます。

同じく固定資産税や都市計画税などの、毎年支払わなければならない税金も、土地の面積によって金額が変わるため、お金の面で通常の住宅よりも予算が抑えられる点は、狭小住宅の大きなメリットと言えるでしょう。

狭小住宅のデメリット

狭小住宅のメリットを見てきましたが、デメリットしては、以下の3つが挙げられます。

・生活動線をしっかり考えなければ、後々生活しづらくなる可能性がある

・通常の住宅と比較して、開口部や廊下、階段の幅などが狭い

・狭い土地で建築工事を行うため、費用が高くなる場合もある

土地代が抑えられ、利便性の高い場所に建築できる狭小住宅ですが、一般の住宅と比べて生活動線を考えて設計を行わなければ、後々生活しづらくなってしまう恐れがあります。家具の購入なども、搬入できるかどうかといった部分も含め、配置を考えなければいけません。

また土地代は抑えられても、狭い土地での建築のため、工事車両が通れず、費用が高くなる場合もあります。狭小住宅を建てる際は、メリットやデメリットをしっかりと把握して検討するようにしましょう。

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狭小住宅を建てる際の注意点

狭小住宅を建てる際の注意点とは

狭小住宅のメリットやデメリットを紹介しましたが、ほかにも狭小住宅を建てる際には、以下の3つの注意点があります。

注意点1.建築規制と法規制

注意点2.割高になりやすい工事費用

注意点3.給湯器やエアコン室外機などの屋外設備

順番に見ていきましょう。

建築規制と法規制

家を建てる際は、購入した土地すべてを建物に利用できるわけではありません。たとえば防火地域指定や建ぺい率、斜線制限などの規制は、家を建てる上で知っておくべき知識のひとつでしょう。

防火地域…都市計画法によって定められた地域のひとつ。市街地や商業地域などの、建物が密集している地域などに、火災被害を広げないための建築制限がある

建ぺい率…土地面積に対して建てられる土地の割合

斜線制限…隣地の日照や通風など、周辺環境を良好に保つため、建物の各部分の高さを制限するもの

狭い土地いっぱいに高さの規制もなく住宅を建てられるのであれば、住む人は快適に暮らせるものの、周辺住人が不満を抱いてしまうでしょう。上記の規制の範囲内で家づくりを検討する必要があることを、忘れないようにしましょう。

割高になりやすい工事費用

デメリットでも述べましたが、狭い土地は土地代が安いものの、工事車両等の大型の車が入りにくい、建築資材が直接搬入できないなどの注意点もあります。搬入時のみ軽トラックを使用したり、人が資材を運んだりするなどの作業が追加されれば、建築費用は割高になる傾向といえるでしょう。

実際に工事の業者に土地を見てもらった際に、追加でどの程度費用がいるか、見積もりだけでも出してもらうと安心です。

給湯器やエアコン室外機などの屋外設備

給湯器やエアコン室外機などの屋外設備を置くための場所の確保も、見逃しがちな注意点です。給湯器やエアコンの室外機は、狭い土地でも、家の中に置くことはできません。

しかも、ただ外に置けばよいわけではなく、万が一故障した場合に備えて、メンテナンスしやすい場所に設置する必要があります。設置した場所が隣家に近く、運転時の騒音でトラブルになってしまう可能性も考えられるため、家を建てる際は、早い段階で屋外設備をどこに置くかについても考えておくとよいでしょう。

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狭小住宅の失敗しやすいケースを紹介

狭小住宅の失敗しやすいケース

狭小住宅のメリットやデメリット、注意点を見ていきましたが、実際に失敗しやすいケースとしては、以下の3つが挙げられます。

・家具を置くスペースがない

・駐車スペースが狭い

・隣家と窓の位置が重なってしまう

順番に見ていきましょう。

家具を置くスペースがない

狭小住宅の失敗しやすいケースとして、窓があるために、家具を置くスペースがなくなってしまうことが挙げられます。狭小住宅の場合、狭さを感じさせないようにするため、窓は重要な設備です。

しかし窓を増やしすぎてしまったために、本来壁際に置くべき家具が置けないといったケースが発生します。窓の位置を決める際は、どこにどのような家具を置くかしっかりと検討し、邪魔にならない場所に配置するようにしましょう。

駐車スペースが狭い

敷地面積の狭い狭小住宅では、駐車スペースが狭いことも、失敗ケースとして考えられます。たとえば、愛車のギリギリの幅で駐車スペースを作ったあげく、駐車が難しくなってしまった方や、何度も切り返さなければ停められなくなってしまうなどが挙げられます。

ストレスなくスムーズに駐車するために、余裕が持てる駐車場の大きさや、家の前の道路幅をしっかり確認しておくことが重要です。

隣家と窓の位置が重なってしまう

狭小住宅を建てる地域は、家と家のスペースがほとんどないような狭い場所同士に家を建てる場合があるため、窓の位置が重なった結果、目が合うなどして気まずい思いをするケースがあります。姿は見えなくても、窓の位置が近いせいで、お互いの生活音が耳に入り、ストレスが溜まってしまう場合もあるでしょう。

建てようとしている土地の横に既に家がある場合、家と家の距離や窓の位置を確認した上で、家づくりをするように意識することも重要です。

狭小住宅で後悔しがちなケースとは?対策方法も合わせて解説について詳しくはこちら

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狭小地に建てる注文住宅の施工事例

最後に、実際に行った施工事例を紹介します。狭小地に注文住宅を建てるか検討中の方は、ぜひ参考にしてください。

吹き抜けリビングで明るく広々。家事も子育ても楽しくなる3階建て

吹き抜けリビングで明るく広々。家事も子育ても楽しくなる3階建ての実例

ひとつめの事例は、リビングに吹き抜けを設けた3階建ての住宅です。土地が小さいぶん、どうしても狭さが気になる家の中に吹き抜けを設けることで、広さを演出しています。

リビング自体も2階に設置しているため、日当たりもよく、家族の集いやすいリビングとなっているのも特徴です。開放的な家の中で、家事も子育ても、楽しくのびのびとできるでしょう。

吹き抜けリビングで明るく広々。家事も子育ても楽しくなる3階建ての施工事例はこちら

明るさと開放感を重視した広々LDKを2階に実現。家族5人がゆったり暮らせる都市の3階建て

明るさと開放感を重視した広々LDKを2階に実現。家族5人がゆったり暮らせる都市の3階建ての実例

続いての事例は、家族5人でゆったりと過ごせる3階建ての住宅です。1階に子ども部屋、2階にリビング、3階に主寝室と、用途をしっかりと考えて作られた間取りは、とくに人が集まるリビングに工夫を加えています。

吹き抜けの中庭と、テラスから差し込む光で開放感あふれる住宅は、ぜひ参考にしていただきたい事例です。

明るさと開放感を重視した広々LDKを2階に実現。家族5人がゆったり暮らせる都市の3階建ての施工事例はこちら

都市の狭小地でも空間を有効活用。吹き抜けのあるLDKを実現した3階建て

都市の狭小地でも空間を有効活用。吹き抜けのあるLDKを実現した3階建ての実例

最後に紹介する事例は、吹き抜けが特徴的なLDKを実現した住宅です。細長い敷地を有効活用し、LDKに吹き抜けをつけることで目線が上がり、狭さを感じさせない開放的な空間となりました。

LDKを2階にしたことで日当たりもよく、家族3人が穏やかに過ごせる空間となるでしょう。

都市の狭小地でも空間を有効活用。吹き抜けのあるLDKを実現した3階建ての施工事例はこちら

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理想の家づくりをしたい方はトヨタホームにご相談ください

今回は狭小住宅とはなにか、特徴やメリットデメリット、失敗しないためのポイントをお伝えしました。狭小住宅と聞いただけで、狭くて住みづらい家とイメージする方もいるかもしれませんが、今回紹介した内容を頭に入れて家づくりを検討すれば、ご自身やご家族に合った住まいが作れることは、事例を通して感じていただけたかと思います。

トヨタホームでは事例の紹介だけでなく、実際に見て、触れて、感じていただける現場見学会も随時行っていますので、お気軽にお越しください。

さまざまな施工事例の経験があるトヨタホームであれば、お客様個別の状況に応じた提案が可能です。カタログも無料でプレゼントしていますので、気になった方は、ぜひ資料請求をお待ちしています。

【全国のトヨタホーム展示場を探す】https://www.toyotahome.co.jp/kyoten/?ad_cd=hometag

【カタログ請求はこちら】https://www.toyotahome.co.jp/s/catalog/list/?ad_cd=hometag

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