衆議院の決算行政監視委員会第一分科会で質疑に立った原口一博衆院議員=24日、衆議院

 立憲民主党の原口一博衆院議員(63)=佐賀1区=は自身のツイッターで、悪性リンパ腫と診断され、治療中であることを公表した。原口氏は佐賀新聞の取材に「同じような病気で頑張っている方々の参考、励みになれば」と話し、早期発見、早期治療の必要性が認知されるきっかけになることを期待した。

 22日夜にツイッターの音声配信機能を通じて病名を公表した。原口氏は、投薬による治療が順調に進んでいるとし「食欲もあり、国会の活動も問題ない。(治療は)5月末か6月の頭には終わる。治療から逃げずに本当によかった」と話し、24日も衆議院の決算行政監視委員会の分科会で質疑に立った。

 投薬の影響で髪が抜け、一時ウィッグ(かつら)を着用していたことも明かし、「たくさんの人に会う仕事だが、誰1人として『髪がおかしい』と言う人がおらず、温かく支えていただいた」と周囲への感謝を述べた。(大橋諒)