• ORICON MUSIC(オリコンミュージック)
  • ドラマ&映画(by オリコンニュース)
  • アニメ&ゲーム(by オリコンニュース)
  • eltha(エルザ by オリコンニュース)
ORICON NEWS

鈴木杏、コロナ禍での舞台で価値観変化「命に触れている仕事なんだ」

 女優の鈴木杏が3日、都内で行われた『第55回紀伊国屋演劇賞』の贈呈式に出席。世田谷パブリックシアター公演『殺意 ストリップショウ』における緑川美沙、東京芸術劇場公演『真夏の夜の夢』における、そぼろの演技が評価されての受賞となったが、コロナ禍での舞台出演を経て、自身の心境に大きな変化があったと明かした。

鈴木杏 (C)ORICON NewS inc.

鈴木杏 (C)ORICON NewS inc.

写真ページを見る

【写真】その他の写真を見る


 鈴木は「奇跡的に最後まで無事に完走することができましたが、その過程の一つひとつを思うと、本当にみんなでいただいた賞です」としみじみ。「スタッフさんも、初めてのことが多い中、毎公演に、消毒をしてくださって、ただでさえ大変な作業なのに嫌な顔を見せず、本当に力強く支えてくれました。その支えがあって、私たち役者は舞台の上では例年と変わらず、本当に自由にお芝居をすることができました。舞台の上にいると、今の世界の状況がウソなんじゃないかと思うくらい、すてきな時間を過ごさせていただいています」とかみしめるように語った。

 続けて「(1度目の)緊急事態宣言が明けてすぐ、リスクを負ってでも、劇場に足を運んでくださるみなさんを見て、これまでエンターテイメントはみなさんの心に触れるものだと思っていたんですけど、実際にその状況に身をおいた時に、これは命に触れているお仕事なんだと、私の中で価値観がガラリと変わりました」と告白。「これは大変な仕事をしているんだと、本当に身が引き締まる思いでした。自分の持つ影響力が思っている以上にあると思って、しっかりと舞台の上に立てるようにならないといけないと思っています」と決意を新たにしていた。

 個人賞はそのほか、シアターカンパニーJACROW代表の中村ノブアキ氏、岡本健一、劇団俳優座の眞鍋卓嗣氏、松岡依都美が受賞した。

関連写真

  • 鈴木杏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第55回紀伊国屋演劇賞』の贈呈式に出席した(左から)鈴木杏、松岡依都美、眞鍋卓嗣氏、岡本健一、中村ノブアキ氏 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第55回紀伊国屋演劇賞』の贈呈式に出席した鈴木杏 (C)ORICON NewS inc.
  • 演劇の醍醐味を力説した岡本健一 (C)ORICON NewS inc.
  • 『第55回紀伊国屋演劇賞』の贈呈式に出席した岡本健一 (C)ORICON NewS inc.

オリコントピックス

あなたにおすすめの記事

 を検索