最終更新日 2023.12.3

鏡餅の意味や由来は?おすすめレシピもご紹介

鏡餅の意味や由来は?おすすめレシピもご紹介

日本のお正月に欠かせない「鏡餅」。毎年お供えする鏡餅には、神様が宿ると考えられていますが、案外知らないという方も多いものです。そこでこの記事では、新年に欠かせない鏡餅の意味や由来、飾り方に加え、食べ切るとよいとされている鏡餅を最後までおいしく楽しめるレシピをたくさんご紹介します。ぜひチェックしてみてくださいね。

  • 目次
  • 鏡餅を飾る意味は?
  • 鏡餅の由来
  • 鏡餅を飾る場所
  • 鏡餅はいつからいつまで飾る?
  • お餅を使ったおすすめレシピ
  • シーフード明太もちチーズグラタン
  • カリカリもちもち 切り餅ピザ
  • 甘辛トッポギ風 もち巾着

鏡餅を飾る意味は?

お正月に飾る鏡餅には、新年の神様の依り代(神霊が依り憑く対象物のこと)という意味があります。そもそも、お正月というのは、新年に年神様を家に迎えておもてなしをし、見送るための行事であり、お迎えした年神様が過ごされる場所が鏡餅だとされています。

松の内の期間に鏡餅に宿った年神様は、新年の幸福や恵みとともに魂を分けてくださり、一年分の力を授けてくださると考えられてきました。何気なく飾っていた鏡餅にも深い意味があったのですね。

鏡餅の由来

鏡餅という呼び名は、文字通り鏡に由来します。昔の鏡は丸い形をしており、神器の一つでした。日光を反射し太陽のように光ることから、太陽の神様に見立てられていたのです。鏡には神様が宿るものとされており、伊勢神宮など多くの神社で鏡を御神体として祀っています。この神様が宿る丸い鏡に見立てて、神様に捧げるお餅を鏡餅と呼ぶようになり、お正月にお供えするようになったといわれています。

歴史的には、平安時代には鏡餅の原型のようなものが存在していたとされており、『源氏物語』にも鏡餅についての記述があるようです。その後江戸時代になり、一般庶民の間でも鏡餅をお供えする風習が広がっていきました。

鏡餅を飾る場所

鏡餅を飾る場所は、床の間や神棚がよいとされています。神棚がない場合は、家族が集まるリビングに飾りましょう。年神様はお供えした場所に宿ると考えられているので、ひとつに限らず複数お供えすることもできます。テレビの上など、音が気になる場所や見下ろすような低い位置は避けるようにしましょう。方角は、その年の恵方、または南向きか東向きがよいとされています。リビング以外には、キッチン、書斎、子ども部屋など、大事な場所に飾ってくださいね。

鏡餅はいつからいつまで飾る?

鏡餅を飾るタイミングは、12月29日と31日は避ける習わしがあります。29日は苦持ちとされ二重苦の意味を持ち、31日は葬儀と同じ一夜飾りになってしまうためです。なので、12月28日までに飾るか、遅くとも30日までには飾るようにしましょう。

年が明けたら、1月11日の鏡開きの日にお供えしていた鏡餅をおろして、お雑煮などに入れていただきます。鏡餅を食べることで、年神様の生命力を取り込むことができるとされているので、お雑煮やお汁粉などにしてすべて食べ切ることが大切だと考えられています。

お餅を使ったおすすめレシピ

お雑煮に鏡餅を入れても余ってしまう、と悩まれる方もいらっしゃるかもしれません。今回はお餅を使った定番のレシピから、少し変わったアレンジレシピまで幅広くご紹介します。鏡餅を最後までおいしく食べ切ることができますよ。

シーフード明太もちチーズグラタン

グラタンとお餅は意外な組み合わせのように思えるかもしれませんが、実は相性抜群なんです!お餅とチーズがとろりとクリームソースに絡み、お子様も大好きな味に。冷凍のシーフードミックスを使うので手軽に作ることができます。明太子のピリッとした辛味がアクセントになってどんどん食べ進められますよ。お休みの日のランチなどにもおすすめです。

カリカリもちもち 切り餅ピザ

カットした切り餅をピザ生地にしたアイデアレシピのご紹介です。お餅をピザ生地にすると、カリカリとして、ピザソースにとても合いますよ。ピザソースも簡単に手作りできるので、ちょっと小腹がすいたときやおやつにもぴったり。お好みのソースや具材に変えてみるのも楽しいですよ。

甘辛トッポギ風 もち巾着

甘辛いソースが食欲をそそる「甘辛トッポギ風 もち巾着」はいかがでしょうか。人気の韓国料理であるトッポギを餅巾着でアレンジしたレシピです。コチュジャンとはちみつの入った甘辛ソースが油揚げによく絡んで食欲をそそりますよ。とろりととろけるチーズとお餅が入って食べ応えも抜群です。お好みで辛さを調整してみてくださいね。

もちチーズお好み焼き

しょうゆやきな粉を使ったお餅に飽きてしまったときは「もちチーズお好み焼き」がおすすめです。クセのないお餅はソースともよく合い、とてもおいしいですよ。カットしたお餅を入れることで、もちもちに仕上がり、腹持ちもグンとアップ!余りがちなお餅の消費にもぴったりですので、ぜひお試しくださいね。

切り餅でもっちり 中華おこわ風

おこわといえば、蒸し器を使い、工程が多いイメージがありますが、こちらは手軽にできるおこわ風のレシピです。餅米を使わずに、お米とカットした切り餅を一緒に炊飯器で炊くだけで簡単におこわ風の一品ができますよ。具材の旨味とオイスターソースがごはんに染み込んで、おかわり間違いなしのおいしさ!ぜひ挑戦してみてくださいね。

ゆであずき缶でお手軽おしるこ

「切り餅を簡単アレンジ いちご大福」なら、切り餅で可愛いいちご大福ができてしまいますよ!電子レンジを使うので難しい工程もなく簡単にお作りいただけます。いちごがちょこんとのった見た目がかわいらしく、おもてなしにもぴったり!お好みでほかのフルーツを使うのもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。

お餅をアレンジ ダブルチョコ餅

お餅を使ったとっておきの絶品スイーツ!もちもちなダブルチョコ餅を作ってみましょう!カットした切り餅と生クリームを電子レンジで加熱し、材料を加えて混ぜるだけの簡単レシピです。ミルクチョコレートを練り込んだ生地に、ココアパウダーとチョコソースをかけて濃厚な味わいに仕上げました。チョコレート好きな方にぜひ作っていただきたいレシピです。

サクもち あんこバターとお餅入りトースト

朝食にもおやつにもぴったりの「サクもち あんこバターとお餅入りトースト」を作ってみませんか。切り込みを入れた食パンに、こしあんとバター、お餅を入れ、サクッと焼きあげた一品です。ほどよい塩気のあるバターがこしあんとお餅に絡んで、一度食べたらやみつきになるほどのおいしさ!短い時間で手間なくお作りいただけますので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

もちもち おもち入りパンケーキ

もちもちふわふわの食感がたまらないおもち入りパンケーキのご紹介です。カットした切り餅を入れることで、ふわふわもちもちなパンケーキに仕上がります。いつものパンケーキがワンランク上のおいしさに大変身しますよ!腹持ちもいいので、しっかり食べたい日の朝食にもおすすめです。

鏡餅の由来を知っておいしく食べ切ろう

いかがでしたか。日本のお正月に欠かせない鏡餅の意味や由来と、鏡餅の消費にもぴったりなお餅レシピをご紹介しました。鏡餅は年神様の依り代であり、年神様の宿ったお餅を食べることで、一年の力を授かると考えられてきました。飾る場所や時期などを知ることができれば、新年をより気持ちよく迎えられるでしょう。今回ご紹介したレシピを参考に、鏡餅をよりおいしく召し上がってみてくださいね。

クラシルでは、ほかにもお餅を使ったレシピをたくさんご紹介しています。ぜひそちらも参考にしてみてくださいね。

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