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記者会見で引退を表明する世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級王者の長谷川穂積(真正)=2016年12月9日、兵庫県神戸市中央区【時事通信社】
世界ボクシング評議会(WBC)スーパーバンタム級王者で、世界3階級制覇を達成した長谷川穂積(35)=真正=が9日、現役引退を表明した。神戸市内のホテルで記者会見し、「自分自身に対して、これ以上証明するものがなくなった」と心境を語った。
長谷川は1999年にプロデビューし、2005年4月にウィラポン・ナコンルアンプロモーション(タイ)からWBCバンタム級王座を奪取。卓越したスピードを誇るサウスポーで、日本人2人目の10連続防衛を遂げた。
10年11月にWBCフェザー級、今年9月にWBCスーパーバンタム級王座に就き、3階級制覇に成功。35歳9カ月での世界王座奪取は、日本男子の最年長記録となった。戦績は36勝(16KO)5敗。
長谷川穂積の談話「自分自身に対して、これ以上証明するものがなくなった。心と体が一致して王者になることを目標にしてきたが、それが前回(の世界戦で)達成できて、それ以上の気持ちをつくることが難しくなった。17年間のプロ生活で自分が思っていた以上の足跡を残せた」