引退した堀北真希の後継女優は誰?専門家に聞く

    アイドル・女優評論家が語る

    女優の堀北真希(28)が2月いっぱいをもって芸能界を引退した。3月1日所属事務所が発表した。

    堀北は公式サイトに掲載した直筆のメッセージで、引退の理由について「現在私は母になり、愛する家族と幸せな日々を送っています。このあたたかで、かけがえのない幸せを全力で守っていきたいと思っています」と家庭に専念するためだと明かしている。

    アイドル・女優評論家の北川昌弘さんは堀北の引退について「きれいで見事な引退ですね。1980年に三浦友和との結婚を機に引退した山口百恵に匹敵する」と話す。

    堀北は2003年にデビュー。2004年の日本テレビ系ドラマ「野ブタ。をプロデュース」や2012年に放送されたNHK連続テレビ小説「梅ちゃん先生」など、数多くのドラマや映画に出演した。

    北川さんは堀北の魅力について「まずはピュアさと透明感。それに本質的な内向性。もともと芸能志向がなく、最後まで本質は変わらず、女優としての魅力の一つでした」。

    さらに演技面でいえば<不器用感>こそ魅力だったという。

    「演技力はもちろん向上していたのですが、最後までどこか不器用な感じがありました。役者としての達者感がないことで、逆に一生懸命さが見る人に伝わる。それがうまく活きたのが朝ドラでした」と語る。

    堀北さんの引退で女優の枠が一つ空くことになる。同じような魅力を持つ、後継女優はいるだろうか。

    北川さんは有村架純、のん(能年玲奈)、桜庭ななみの名前を挙げる。

    「知名度、ピュアさを考えて、まず思い浮かべるのが有村。『あまちゃん』の演技での一生懸命さなど、実力からみれば、のんも務まると思います。同じ所属事務所の直系でいえば、桜庭ななみも堀北のような魅力をもつ女優です」

    さらに今後の成長を含めて期待したのが石橋杏奈。また「若い時の堀北のような透明感と不器用感をもっている」と若手女優の武田玲奈にも期待を寄せた。