グレートマジンガー


「マジーン、ゴー!ファイヤー、オン!

 スクランブル・ダッシュ!!」

  • 全長/25m
  • 本体重量/32t
  • 出力/900,000hp
  • 最高速度/マッハ4
  • メンテナンスベース/科学要塞研究所
  • 動力源/光子力
(メカニックコレクション グレートマジンガー 説明書より引用)

ダイナミックプロ原作で東映動画制作のロボットアニメ『グレートマジンガー』の主人公機。
兜甲児の父親である「兜剣造」がミケーネ帝国に対抗するために開発したスーパーロボット。「偉大なる勇者」異名を持つ。
基本設計はマジンガーZに近いが、全高は18mから25mに伸び、超合金Zよりも軽量かつ四倍の強度を持つ「超合金ニューZ」で全身を固めている。
Zのジェットスクランダーとは違い、飛行用の装備である「スクランブルダッシュ」を背中に格納可能であり、追加装備無しで飛行可能。
主な武装は高速で錐もみ回転するロケットパンチの「アトミックパンチ」(後に螺旋状のカッターを展開する「ドリルプレッシャーパンチ」に改良)、
口から発する風速150mの突風「グレートタイフーン」、臍部分から発射する「ネーブルミサイル」、
胸の放熱板から発射される4万度の熱線「ブレストバーン」、およびその放熱板を取り外して投げ付ける「グレートブーメラン」など。
膝蹴り時に突起が生える「ニーインパルスキック」、脹脛部に刃が飛び出る「バックスピンキック」など、腕射出時の格闘戦の穴も無い。
この他にもグレートを象徴する武装として、アニメにおける主役ロボが初めて装備した剣である「マジンガーブレード」と、
耳の突起部分からの放電で雷を起こし、指先やマジンガーブレードに集中させて敵に浴びせる「サンダーブレーク」がある。
更には追加装備として、スクランダーのような強化型飛行ユニットなのだがむしろ直接敵にぶつける特攻兵器としての使用がメインという、
なんだか不思議な装備「グレートブースター」が存在する(スクランブルダッシュ時の飛行速度はマッハ4、グレートブースター時はマッハ5)。

この様に、あらゆる面でZを超えるロボットとして設計されている。
『Z』最終回でミケーネ帝国の主戦力である戦闘獣にZが大破させられた反省も生かしているのだろう。
実は初登場時のエンジン出力は終盤のZの95万馬力より低い90万馬力だったのは内緒。まあ超合金ニューZの分の下駄もあるしな
ただ、様々な新機軸を盛り込まれながらも、Zとのデザイン的な差異がぱっと見で分かりづらかった為、
親に玩具をねだっても「もう同じの持ってるでしょ!」と言われ買われなかったという事態が続出。
そうはならんやろ」と思った人は、素人がガンダムガンダムMk-II、或いはマン兄さん帰りマンを見分けられるかどうかで考えてみよう。
分かってた上で買ってくれなかったケチな親御さんもいるかもだが
他にも様々な要素の複合により、前作と比べ玩具の売上げは伸び悩んでしまった。

新たな敵の登場に大ピンチに陥る前作主人公を、突然新型に乗って現れて一蹴し救ってみせるデビュー戦はインパクト十分なれど、
「ぼくらのマジンガーZと兜甲児を踏み台にした!」という事でいきなり好感度が下がった人もいたようである。
とはいえ、主役機のピンチに2号ロボ颯爽登場はやはり展開的に美味しいという事で、その後の作品でも改良されつつ使われ続けた
(『ガオガイガー』原種編冒頭でのキングジェイダー登場シーンなど)。

また、桜多吾作氏による漫画版での展開ではあるが、「主役機の量産型が造られる(そして敵に回る)」という展開でも元祖にあたる。
新住日重工が裏ルートからグレートマジンガーの設計図を入手し、まず試作機として黒塗りの完全レプリカ「ブラック・グレート」を製造。
次に無人機化された以外は原型機そのままの機体が更に8体造られ、全機が敵として立ち塞がるという、正に悪夢のような戦いが繰り広げられた。
最終的に本家グレートによって自動操縦装置を止められ、そのまま科学要塞研究所に鹵獲されて戦闘獣の迎撃に使用されたが、
戦闘経験のない職員の操縦だったため大半が破壊され、残った機体も混乱を避けるために日本海溝に廃棄された。
ちなみにこの時、グレートは区別のため、ボスにより股間に「元祖」の文字を書かれている
ブラック以外の量産型は劇中でスクランブルダッシュを展開していないため「量産の際にオミットされた」とする資料もあるが、
スクランブルダッシュは未使用時は機体内部に収納できるので、単に自動操縦や職員が使いこなせていなかっただけという可能性もある。

実は当初『ゴッドマジンガー』のタイトルで企画が進んでいたのだが、同時期に放映していた『仮面ライダーX』において、
敵組織が「GOD」であった事から『グレートマジンガー』に変更になったという経緯がある。
その後、『グレート』の続編でありマジンガーの物語を締めくくる完結編として改めて『ゴッド・マジンガー』が企画されたが、
複合的な理由により頓挫、代わりに企画された『UFOロボ グレンダイザー』へと物語は続いていく。

+ 剣鉄也について

「俺は少々荒っぽいぜ!!」

+ 担当声優
野田圭一
『グレートマジンガー』
田中亮一
『Z対暗黒大将軍』
家中宏
『マジンカイザー』、『マジンカイザー死闘!暗黒大将軍』
粟野史浩
『真マジンガー』
関俊彦
『INFINITY』

本作の主人公。通称「戦闘のプロ」。7歳の時に孤児院から炎ジュンと共に剣造に引き取られ、養子として育てられる。
幼い頃から戦闘の訓練を積み、グレートマジンガーのパイロットとなった。
元来は優しい人柄ではあるのだが、プロ意識の高さ故にプライドが高く、劇場版にて共闘したゲッターチームに対しても対抗意識を燃やしていた上、
生まれが孤児である事や、学生時代の日々を戦闘訓練に費やしてきた事がコンプレックスとなっている等、複雑な人間性を持っている。
対抗意識の強さは日常面にも及び、小学生時代にカナリアを飼っていた学友に張り合うかのように「男らしい」という理由で鷹を飼ってみたのだが、
それが暴れ出した事で学友を失明させてしまった事があり、拭い難いトラウマとなっている。

厳しい訓練と戦闘の日々ではあれど義父である剣造の事は実父のように慕っていたが、
彼の実子である甲児が帰国した事により、上記のコンプレックスが爆発。
帰国してからの共闘では互いの奮闘を称えこそしたのだが、いつしか家族の絆を壊されかねないという恐怖心から来る敵愾心を抱くようになり、
作戦会議においても自身の優位性を証明しようと甲児に対し挑発的な言動を取るようになった上、
マジンガーZが絡めば連携を拒否したり、飛行訓練中に何度も不意打ちを行うといった問題行動を繰り返し、
ミケーネ帝国の本拠地を突き止めるために戦闘獣を泳がせる作戦に至っては、立案が甲児である事を理由にその戦闘獣を倒してしまう。
一応その後は剣造に諭された事と、甲児の仲間思いの人間性を見て考えを改めたのだが時既に遅く、
甲児と鉄也の対立を察した地獄大元帥は科学要塞研究所への総攻撃を実行。
この窮地を救うために剣造はミケーネ帝国の移動要塞デモニカに特攻する最期を遂げてしまい、
鉄也は自身の行動が招いた取り返しの付かない結果から罪悪感に囚われ、戦線を離脱してしまう。
一方、当の甲児は剣造を喪った思いを力に変え、ミケーネ帝国の将軍格をも相手に無双した上に地獄大元帥を討ち取ったのだった。

ここまで書くと悪し様な評価と言えるのだが、「近所にいる気のいい兄ちゃん」といった性格の甲児と違い、
職業軍人的な性格の鉄也は子供受けが悪く、それならばと人間的な弱さを演出しようとした結果、
厳しい訓練を積んだ大の男がピンチに泣き叫び、甲児に嫉妬した結果味方を危地に落とすといったようにキャラがぶれにぶれてしまい、
商業展開が『Z』に比べて伸び悩んだ原因になったとも言われている。
ある意味、前作において無敵の超合金Zが物語の都合でしょっちゅう破壊される事になったような、脚本や演出の都合による皺寄せの悲劇である
こういった迷走要素は年齢設定にも現れており、当初は22歳とされていたのが甲児と同い年の18歳まで引き下げられている
それはそれで老け顔の18歳とネタにされる上、『スパロボMX』では電童のパイロット(小学生)にオッサンと呼ばれてショックを受けた
これ以後「前作主人公を出す時は前作主役機と一緒に出すなどして今作主人公の出番を奪うような事は避ける」というのが、
ロボットものの一つの不文律として長く堅持される事になった(『Ζガンダム』でのアムロがガンダムに乗って来ない等)。

『INFINITY』では新国連統合軍にグレートマジンガーのパイロットとして入隊。甲児とは反対の道を選んだ。
ちなみに小説版で語られた階級は大佐。
ジュンと結婚して子宝にも恵まれており、子供の頃から憧れていたという昔ながらの下町で暮らしている。
なお没になった『ゴッド・マジンガー』では、鉄也は半身不随、ジュンは死亡というプロットだったため、
鉄也とジュンとしては没になったおかげで『INFINITY』で幸せな未来となった。

設定を一新した『真マジンガー』では、Zのプロトタイプ「エネルガーZ」のテストパイロットであり、更に甲児の叔父で、本編開始時点で故人
後期OPではサンダーブレークらしき技(本編未使用)を放つエネルガーZのコックピットでドヤ顔をしており、
終盤にグレートマジンガーらしき機体と、「勇者テッカマンブレード」と呼ばれる人物が出てきたが関係は不明のまま。

+ 『グレートマジンガー』以外での客演作品
ゲッターロボとは劇場作品において『グレートマジンガー対ゲッターロボ』『グレートマジンガー対ゲッターロボG 空中大激突』と、
後述の『決戦! 大海獣』の合わせて三回も共演した。ゲッターロボは38m、ゲッターロボGに至ってはグレートの2倍の50mと、
本来であれば並ぶと大人と子供どころではないサイズ差があるのだが、これらの作品では概ね同じサイズで描かれている。
「共演のためなら設定上のサイズ差はある程度無視して良し」という後のスパロボの空気は、これらの作品によって培われた部分も多分にあろう。
それならゲッター系と同じサイズ設定でも良いだろとは言ってはいけない

劇場作品『UFOロボ グレンダイザー対グレートマジンガー』においては、博物館に展示されていたグレートマジンガーが再び戦場に立った。
ただし、本作には鉄也達『グレートマジンガー』の人物が登場しておらず、サイドキックとして活躍していた甲児の操縦での事である。
「甲児君、こっちに来ちゃいかん。グレートじゃ無理だ!」と酷い言われようをされながらも立派に活躍してしまった事で、
「やっぱりマジンガーでも円盤獣相手に戦力になるじゃないか」「今グレートの隣にZも展示されてただろ、何でそっちに乗せない!」と、
甲児はいるのにマジンガーが不在な事への不満を溜めていた子供達のフラストレーションを余計に刺激してしまったという話もある。
この事もあってか、同作が再現された『スパロボMX』では隣にあったZにちゃんと洗脳した甲児を乗せた。
また、鉄也がいないのは「『グレートマジンガー』ラストでの負傷から復帰するためのリハビリ中」と理由付けされている。
一方で鉄也も自分のいない間に愛機を悪魔の手先にされた形になったため、グレートを盗んだバレントスを「盗っ人野郎」と呼んで激しい怒りを見せている。

「ダイナミックロボ総出撃」を目指して企画された劇場作品『グレンダイザー ゲッターロボG グレートマジンガー 決戦! 大海獣』では、
『グレートマジンガー』のメンバーが久々に集合。大海獣ドラゴノザウルスとの戦いで、切り札のグレートブースターも炸裂するなど、
ファンも満足の戦いを繰り広げた。甲児?今回新兵器ダブルスペイザーに乗って話の中核に来たけどやっぱりZには乗らなかったよ

ゲームで初登場したマジンカイザーを主役ロボにしたOVA作品である『マジンカイザー』にもグレートマジンガーは登場…したのだが、
同作はやたらと機械獣が強く、第1話の時点でマジンガーZ共々大量の機械獣にボコボコにされるという大惨事が発生する。
カイザーを主役にする関係上仕方ない事だが…
その後も苦戦続きだったが、物語の中盤にて今まで使っていたグレートは、
兜剣造が作った本物のグレートを弓教授が模して作ったコピー品であるという事が発覚する。
デザインの違いとして本物のグレートは上記の画像のように手足が青いのだが、コピー品は手足が黒くなっている。
そして、終盤にて剣鉄也は本物のグレートに乗り換え、機械獣達を圧倒。両手で放てるようになったサンダーブレークの「ダブルサンダーブレーク」と、
グレートが上に乗れるレベルの巨大爆撃機のようなサイズのグレートブースターを使い、ドクターヘルの居城に向かうカイザーを援護した。
(『スーパーロボット大戦』では両機を区別するため、コピー品は「グレートマジンガー」、本物のグレートは「真グレートマジンガー」と表記された)。
続編『死闘!暗黒大将軍』では、「機械獣より遥かに強い!(by鉄也)」戦闘獣軍団にマジンガー軍団(甲児、さやか、ボスは戦闘せず)が壊滅していく中、
ただ一人苦戦しながらも限界まで粘り、最終的に幹部2匹を倒すも機能停止してしまった。
無双するカイザーと異なり満身創痍のグレートという、奇しくも『Z対暗黒大将軍』のZのポジションを継承している
(手も足もでなかったZ最終話と異なり、この映画ではZも大破寸前になりながらも、何体か戦闘獣を撃破している)。
なお、同作は何故かカラーリングと公式サイトの身長が旧グレートのものであり、更に真グレート専用の武装も使っていない。
とはいえ機械獣軍団に苦戦した旧グレートでは、戦闘獣軍団に勝てる要素が無いため、流石に真グレートだと思われるが……。
ちなみにOVA2作では吐血ならぬ吐オイルする場面が存在する。

真マジンガーZERO』では甲児用の後続機で、鉄也はテストパイロットという割と意外性がある登場をしたのだが、
そこで世界がリセットされ出番終了という出オチ要因。
本格的な出番は続編『真マジンガーZERO VS 暗黒大将軍』で、ミケーネ軍団に追い詰められるZを救援する形で登場
(ただ本作は超合金Zの時点でアホみたいに固く、ミケーネ側も「結合を緩めて防御力を落とす」という策を取り、
 グレートは更に強固な超合金ニューZの特性で、こちらから結合を変化させて無効化している)。
ZEROの持つ7つの魔神パワーのうち4つ(再生、吸収、強化、変態)を科学的に再現したものを搭載しているため、
戦闘能力はZの比ではなく、ミケーネをも圧倒する程。
最大の特徴はグレートブースターで、特攻兵器ではなく文字通りグレートをブーストするためのもの。
だがその「マジンガーZが最強」という定義を揺るがす強さのせいで、ZEROを呼び出してしまうという最悪の展開を招き、世界崩壊が確定してしまうも、
グレートブースターを用いて、偉大な勇者は偉大な皇「グレートマジンカイザー」へと進化、
鉄也はプロ勇者として次の世界へ繋ぐべく最後の戦いを挑む事に。
続く次の世界ではTV版に近い何時ものグレートマジンガー(グレートブースターも何時もの仕様)……なのだが、ミケーネとも戦える高性能機である一方で、
操縦するだけで身体が破壊され、まず間違いなく死ぬレベルの負荷がかかる半ば欠陥機。
そんな代物にも拘らず鉄也はその機体を乗りこなしているが……?
ちなみにミネルバXは前の世界のプロ勇者な鉄也と、次の世界のTV版に近い鉄也のあまりのギャップで、偉大な勇者のイメージが崩壊し涙していた

リメイクではなくテレビアニメの10年後を描く続編という位置づけで制作された劇場作品『マジンガーZ/INFINITY』では、
新国連所属の機体という事で全武装が使用許認可制になった結果、テキサスを襲撃した機械獣軍団を迎撃する際、
「過剰な破壊力の武器の使用は許可出来ない」としてグレートブースターの射出申請を却下されてしまい、
そのまま使う機会もなく物語が終わってしまった。
まあ、小説版では同じ理由で白兵戦以外のほとんどの武装の許可が下りないというかなりのイライラ展開だったので、
それに比べれば随分派手でスカッとする無双ぶりではあった。
また、精悍な若者に成長した兜シロー(甲児の弟)の愛機としても活躍した量産型マジンガー「イチナナ式」だが、
カラーリングこそZに似せてはいるものの、グレート似の角が生えてたり、
マジンガーブレードを借りるだけでサンダーブレークを制御できるビューナスAはマジンガーブレードなくてもできるけどあたり、
Zよりもグレート寄りの設計という可能性がある。やはり量産されるのはグレートの方なんだな

+ 外部出演
『スーパーロボット大戦』シリーズにおいては、性能は「マジンガーZより一回り強いロボット」という立ち位置。
特に初期シリーズの『第2次』では鉄也不在で純粋なマジンガーZの後継機として登場する。
しばらくは「鉄也共々後半登場」という展開が恒例となり、
初期シリーズでは「『第3次』で前回出番が無かったメタネタ」「『EX』でのグレート初登場時のパイロットはマリア・フリード
「『第2次G』ではリメイクなので出られたがここでもメタネタ」と鉄也の出番をいじられがち。
「すまない。本来なら出るつもりはなかったんだが」とかいって当の本人まで困惑する始末であり、
それ以外の場面で鉄也の出番は少なめで「真面目なパイロット」以上のキャラ付けは薄めだった。
また性能面では『F完結編』ではマジンカイザーの登場、マジンガーZの後半強化など押される要素もある。
ただ合体攻撃のある作品ではほぼ確実にマジンガーZとの、更にはゲッター等との合体攻撃が有るため、同時運用も視野に入る。

本編で不遇だったキャラクターの救済に関しては『α外伝』から本格化する。
「マジンガーZより早く正式加入し、以降の出番もマジンガーZより多い」作品が出てきたのはもちろん、
「近接特化のマジンガーZ、マジンカイザーに対して、遠距離戦も得意」など、機体性能で大幅に勝てない作品では別の強みを得ている。
また原作再現要素が増えた関係で、本機そのものや量産型が敵として登場することもある。
更には鉄也に関しても、能力が甲児より高いことが多くなり、原作でのストイックさとコンプレックスにスポットを当てたストーリー展開がなされ、
実質主役、また甲児以上に目立つ好待遇も増えてきた。
その一つとして、『D』の男性主人公であるジョシュア・ラドクリフに対しては、
逆襲のシャア』の登場人物、ギュネイ・ガスと並ぶ良き戦友である他、
(条件次第だが)敵勢力のルイーナの幹部格であるグラキエースが仲間になった当初は剣造の仇の関係者という事もあり、
憎悪の感情と共に銃を向け、それでも動じない彼女に発砲したのだが、実際は避けたら当たるように撃っていたため、
ここで彼女の覚悟が本物である事を認め、徐々に態度を軟化していく事となる。

『スクランブルコマンダー2』では孤児出身のパイロット達の一人としてクローズアップされるエピソードがある他、
甲児と義兄弟として互いを認め合った後、科学要塞研究所を占拠した暗黒大将軍に兄弟の力を合わせて立ち向かい、
義父・剣造の救出を果たすなど、熱いストーリーが展開された。
逆に剣造とマシーン・ファーザーが手に手を取って特攻するという、より悲劇的な展開をしたスパロボも存在するが
また、『スクコマ2』の特徴として3Dモデルがある程度設定上のサイズ差を再現しており、劇場作品で何度も肩を並べたグレートとゲッターロボGが、
実際に並べるとどうなるかもある意味見所。シン・アスカがユニウスセブン解体の応援に来たゲッターロボGの巨大さに驚き、
コン・バトラー(身長57m)にダンバイン(全高6.9m)が踏み潰されかけるシーンがあるなど、サイズ差再現したからこその演出が面白い作品である。
『MX』では上記漫画版に登場したブラック・グレートと量産型グレートも登場し隠し加入機体にもなるなど、
正真正銘のマジンガー軍団を組めるようにもなった。

『GC』からはOVA版も参加。序盤は旧グレートでスポット参戦、その後真グレートで戦うというのが定番となっている。
『GC』ではファイナルダイナミックスペシャルが実装されているが、これまで実装されれば絶対参加していたグレートは本作ではハブられたが、
その後リメイク版である『XO』では無事参加できた(一応グレート不参加版も別名になって残っているが)。
『J』『W』『L』にも参戦しており、特に『L』では原作終了後の参戦ではあるが、カイザー共々調整のために宇宙に上げているという設定のため、
かなりの期間を旧グレートで戦い抜く事になり、加入するのはカイザー共々終盤より少し前になる。
ちなみにこの時、原作のカイザーと同様宇宙空間から直接地上に降下したが、カイザー共々無傷という状況だった。こいつも超合金NZ‪α‬製なんじゃなかろうか
その後、アプリ版である『DD』に久々に参戦。
プレイヤー部隊が不在中に旧グレートで単身戦い続けており、登場時には既にボロボロでそのまま大破してしまう。
この時点で味方ユニットとして真グレートが使用可能になるが、シナリオ上に登場するのはそのちょっと後。
隠された真グレートを巡りDr.ヘルと争奪戦を行うも破れ、当初は敵として登場する。
後に試作型のブレーンコンドルで操縦権を奪取し、無事自軍入りする。

『第2次Z』以降『真マジンガー』がメインになってからは、原作の都合で登場しない、よくてNPCという時期が続いたのだが、
『スーパーロボット大戦V』で、原作同様過去に致命傷を負ったが、コールドスリープで一命を取り留め、その影響であまり老化せず、
現代で甲児達の前に姿を見せた、というスパロボオリジナル設定と、設定画から起こされたグレートマジンガーを引っ提げ復活。
更に『V』ではマジンガーZEROの顕現を警戒する防人として物語の中核に置かれ、
遂にはマジンカイザーに次ぐスパロボオリジナルのマジンガー、偉大なる魔神皇帝こと「マジンエンペラーG」を与えられるにまで至った。
このため、甲児の加入と同時に自軍を離脱し、しばらくの間は真意を隠して敵に回ってしまう。
なおその間は自軍全機をグレート一体で相手する事を想定して、グレートのリミッターを外して半ば暴走状態で運用し、
味方時よりHPがやたら高い事への理由付けがされている。
『X』でも同様の設定で復活して登場しているが、こちらではZとZEROの関係が異なるため、最初から終始味方で甲児との仲も最初から良好。
初登場時は『マジンガーZ対暗黒大将軍』の最後の場面を、『真』版の二人のDVEで再現が行われた。
『真』版の鉄也は文字通り叔父さんのため、正確な年齢は不明なものの、従来の鉄也より年上で落ち着いた言動が多い。
AI相手に「戦闘のプログラムと戦闘のプロの勝負だ!」とかしょうもないダジャレを真顔で叫んだりもする
なお、『X』のグレートは鉄也加入から数話で登場するエンペラーに勝っている部分が無い上(Zはカイザーに勝る部分がある)、
東映版と異なり鉄也以外の人物を乗せる事ができないため、優秀な機体なのに倉庫番確定という、非常に悲しい事になっている。

『スーパーロボット大戦T』では『INFINITY』版で参戦という事で、映画本編で使えなかったグレートブースターを期待したファンも多かったが、
その期待も空しく『INFINITY』仕様グレートブースターのデザイン描き下ろしが間に合わず、スパロボですら使用許可は下りなかった。切ない。
ちなみに宇宙だろうと異世界だろうと、ブレストバーンやサンダーブレークは承認制である。
しかし、本作では連邦軍所属なのに相手が連邦軍だろうと容赦なく承認が下りる
また、『INFINITY』ではグレートマジンガー関係の楽曲はなかったのでグレートのBGMも「マジンガーZ」なのかと思いきや、
初回限定版のみではあるが、原曲版「おれはグレートマジンガー」を引っ提げてきた。原作では全く流れてないのに違和感がまるで無い。
その後『30』では念願のグレートブースターが追加された。
ちなみに先述の通り小説版『INFINITY』で語られた鉄也の階級は大佐だが、『T』『30』共に宇宙世紀の連邦軍がベースなためか階級が下がっている
(宇宙世紀の地球連邦軍は士官学校を出ていないと階級は大尉で打ち止めになるため)。
まさかの逆補正だが、鉄也が大佐なのに同年代のアムロが大尉とか言われると違和感しかないし、
だからと言ってアムロを大佐にするのも違和感しかないのも事実である

また、厳しい訓練を積んできた歴戦のパイロットという経歴を買われ、物語中でスーパーロボットパイロット達の教官役を何度となく任されており、
いずれも鬼教官として定評がある。
かつては『ガンダム』系等が出典の歴とした職業軍人のいる中で、民間のパイロットが「戦闘のプロ」と名乗る滑稽さを揶揄する言葉であったが、
今では敬意を込めて彼を「プロ」と呼ぶファンが大勢を占めている
(そもそも幼少の頃から厳しい児童虐待戦闘訓練を受けている鉄也にとっては、職業軍人と言えども素人にしか見えなくても不思議ではない。
 ファンタジー作品で主人公パーティーが騎士様(正規兵)を素人扱いするのと同じである)。

+ 戦闘デモ
『MX』版
『第3次α』版
『XO』版
『Z』版
『L』版の試作型
『L』版の真グレート
『V』版
『T』版

ソーシャルゲーム『機動戦隊アイアンサーガ』においては、二周年記念のマジンガーコラボにおいてマジンガーZボスボロットと共に参戦。
ボスと共に現地の科学者の元に身を寄せていたが、甲児達のピンチに破損したグレートの修復を間に合わせて駆け付けた。
当初はZと同じ中距離型だが、二度にわたり超改造する事でより近接に特化し、戦いでの役割分担がされるようになる。
武装面では特にサンダーブレークがトリプルサンダーブレークにまで強化され、ほぼ全画面に強力な電撃を叩き付ける。
パイロット面でも、敵が多ければ多い程ダメージに補正がつく「偉大な勇者」、武装の数に応じダメージ補正が付く「戦闘のプロ」など、
守りの甲児に対し、逆に攻めを重視した構成になっている。
なお、何故か仲間に男性パイロットがいる程守りが堅くなる「男の絆」というスキルもあるが……。
念のため記すが、公式において鉄也が男色家という設定は無い。ネタの使い所は考えよう。
だから間違っても「こんなスパロボは嫌だアッー!」で検索するなよ!?絶対だぞ!!

(以上、スーパーロボット大戦Wikiより引用・改変)

+ どうでもいいけど、今ボク忙しいから
「ボクは涙を流さない。容赦がないから、無慈悲だから。ファイヤー・オン…!」

東映公式の萌え擬人化コンテンツ『ロボットガールズZ』では、チームZ三人娘の1人「グレちゃん」が登場。CVは 水瀬いのり 女史。
口数が少ない皮肉屋で、常にゲーム機を手放さないインドア派。
実家がゲームショップなので時々店番もしており、ちゃんとレジに持って行くなら敵でもゲームを売ってくれる。

彼女らはみなマジンガーヒロインが裏モチーフになっており、グレちゃんも色白ながら炎ジュンと同じ髪型をしている。
ただしプロポーションは似ても似つかn(殴)

体育会系のマジンガーZことZちゃんをウザがっているものの、密かに好意を抱いている
(前日談の小説版によると、引っ込み思案な性格を直すきっかけになったのがZちゃんとの出会いらしい)。
そのためミネルバX男の娘と取り合ったり、機械獣ガールズの歌で正気を失った際、
Zちゃんにパイルダーオンいかがわしい行為に及んだ事も。

「Zちゃんは渡さない!」
「何だよー!普段は体育会系死ねとか言ってるくせにー!!」
「うるさい!!」


スパロボでは『X-Ω』に期間限定で参戦しており、異世界のゲームに興味津々というゲーマーらしい反応を見せた。


MUGENにおけるグレートマジンガー

GIANNI from PARTINICO氏によって、にゃん☆鬼龍氏のマジンガーZを改変したグレートマジンガーが存在。
元々はダイナミックプロのスーパーロボットを纏めたコンプゲーのキャラで、後に単体版も公開された。
defファイルの切り替えにより、ボイスを日本語とイタリア語のどちらかに選択可能。
超必殺技のグレートブースターは発動すると上空を飛行し、ジャンプして接触する事で合体。
その後、方向キーを入れた角度に向けて突撃していく技となっている。

AIもデフォルトで搭載されているが、巨体故に一般的サイズのキャラ相手だと攻撃を外しやすく、グダグダな展開になりやすい。
同氏のマジンガーZやグレンダイザー同様、巨大キャラと戦わせた方が良いかもしれない。


生命を燃やす時が来た!行くぞ!!」

出場大会

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最終更新:2024年02月29日 21:29