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カテゴリ:巣鴨から30分以内の散歩
メンデルのぶどう
小石川植物園にはニュートンのりんごの側にメンデルの葡萄の木があります。 メンデルさんは遺伝の法則をエンドウ豆で研究したのでは・・。 グレーゴール・ヨハン・メンデル(1822~1884)さんはチェコのブルノー市にあるケーニギニ修道院の僧侶でワインを作るための葡萄の品種改良にも取り組んでいました。まずエンドウ豆で研究しました。エンドウ豆は1年で結果がわかりますものね。何年も交配を重ね、あの優性遺伝とかの、遺伝の3法則を発見したのです。 で、葡萄は美味しくなったか、というとメンデルは司祭とか修道院長とかになって仕事が忙しくなり、研究はすすまなかったようです。 遺伝の法則は1866年「植物雑種の研究」という論文にして発表しましたが、何の評価も得られませんでした。 メンデルが世に認められたのは、後に(1900年)3人の学者が遺伝の法則を研究し、メンデルの業績が再認識されたからです。それは論文発表から35年ほど経っていました。メンデル死後16年後のことです。 写真を撮ったときには、葡萄の実はなっていませんでした。味はどうかというと、せっかく品種改良したらしいのですが、あまり美味しくないようです。 説明版には、「このブドウは遺伝学の祖ヨハン・グレゴール・メンデルが実験に供したものの分株である。大正2年(1913)に三好学教授がチェコスロバキアのブリュン(現在のブルノー)にメンデルの遺跡を訪ねた時、旧農園にあったブドウの分譲を依頼し、その翌年に送り届けられたものである。」とあります。 現地の葡萄は枯れてしまい、平成4年にこの葡萄の木から分枝してメンデル記念植物園に四本贈ったとのことです。 これがメンデルの葡萄です。もう勢いが無くなって、実りが悪いようです。 精子が発見されたソテツです。このほかにも精子が発見された銀杏の木というものもありました。 柴田記念館です。 「柴田記念館」は大正7年に、当時植物園内にあった東京大学植物学教室の柴田桂太教授が、植物生理化学の研究業績に対して授与された学士院恩賜賞の賞金を寄付し、それをもとに翌大正8年に建設された、植物園に残っているもっとも古い建物です。もともと生理化学の研究室として使われていましたが、2005年春に外装を改修し、内部も展示・講演を目的とした部屋に改装しました。(小石川植物園公式HPより) かわいい童話のお家みたいです。もしかすると植物の妖精が住んでいたのかも・・。 旧東京医学館本館です。この前にはきれいな和風庭園が広がっています。 明治9年(西暦1876)に建築されたこの建物は、旧東京医学校の本館で、東京大学に関係する建造物では現存する最古のものです。国の重要文化財に指定されています。昭和44年(西暦1969年)に本郷構内より移されました。現在は、東京大学総合研究博物館の小石川分館として、一般公開されています。(小石川植物園公式HPより) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006.08.13 10:43:46
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