1966年に放送された特撮テレビ番組「ウルトラマン」
それは日本が誇る巨大変身ヒーローである。

固有名詞としてのウルトラマンは
広辞苑の見出しにも記載されている程、
国民的に認知されており

最終回ではウルトラマンがゼットンに倒された時は
放映当時の子供たちに衝撃を与え
大仁田厚や前田日明は「大人になったらゼットンを倒して
ウルトラマンの仇をとろう」と
格闘技を始めた切っ掛けになった。

そんなウルトラマンと共に戦うのが
国際科学警察機構・科学特別捜査隊である。

基本的には怪事件調査の為の組織で
怪獣との戦闘は特別任務であり
パリに本部を設け、インド、ボリビア、
ニューヨーク、中近東、ブラジル、ロンドン、モスクワ、
そして日本に支部を置いている。

日本支部基地は東京郊外に存在し
台形状で銀色の建造物と平行四辺形型で
黒色の建造物を組み合わせた本棟、
ジェットビートルの発射台、別棟で構成されている。

その日本支部に勤務する隊員は
謹厳実直な性格で部下を見守るキャップこと
ムラマツ隊長（小林昭二）

科特隊きっての射撃の名手で責任感が人一倍強い
怪力の持ち主、アラシ隊員（毒蝮三太夫）
科特隊の開発担当でコミカルなムードメーカー。
時にはネガティブな一面を持ち
感情的にもなるイデ隊員（二瓶正也）
通信を担当し現場へも積極的に出動する
科特隊の紅一点のフジ・アキコ隊員（桜井浩子）

そして科学特捜隊養成学校を卒業したエリートで
任務を忠実にこなし、時には指揮を執り
冷静沈着で瞬発的な判断力のある真面目な性格の
ウルトラマン：ハヤタ隊員（黒部進）

その他には岩本博士（平田昭彦）
防衛隊幕僚長（藤田進）防衛軍司令官（高田稔）
防衛軍防衛参謀（青木義郎）
科特隊パリ本部隊員：ジム隊員（エドガー・ケイザー）
アンヌ・モーハイム隊員（アネット・ソンファーズ）
アラン隊員（ピエール・ピロッツ）
科特隊ボリビア支部隊員：ゴトウ隊員（桐野洋雄）
科特隊インド支部隊員：パティ隊員（真理アンヌ）

第17話「無限へのパスポート」で
ハヤタを助けた功績により隊員となった
科特隊本部に出入りしている少年
ホシノ・イサム少年（津沢彰秀）がいる。

隊員は通常、青いブレザーとグレーのズボンで
出動時のユニフォームはオレンジ色であり
胸には科特隊のエンブレム型で
内蔵されているアンテナを伸ばして
超小型通信機として使用される流星バッジを着用している。

この科学特捜隊には裏設定があり
「ウルトラＱ」に登場した一ノ谷博士らが中心となって
日本支部を立ち上げたとされており
ウルトラマンが現れる以前から
怪獣たちと戦っていたという事と

ムラマツ隊長が宇宙防衛研究所の宇宙実験班に所属し
ゴジラの生態研究で知られる山根恭平博士の
助手を務めていたという設定があった。



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