取材拠点「定点」で被災車両掘り起こし 雲仙・普賢岳大火砕流30年

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掘り起こされる毎日新聞の取材車両(後方は雲仙・普賢岳)=2021年2月8日午前11時31分、徳野仁子撮影
掘り起こされる毎日新聞の取材車両(後方は雲仙・普賢岳)=2021年2月8日午前11時31分、徳野仁子撮影

 死者・行方不明者43人が出た1991年6月3日の雲仙・普賢岳(長崎県)の大火砕流から今年で30年となるのに合わせ、報道関係者らが犠牲になった取材拠点「定点」で8日、毎日新聞の取材車両が掘り起こされた。地元・島原市の安中(あんなか)地区町内会連絡協議会が3月中の完成を目指し、定点周辺で整備を進めている災害遺構に展示する予定だ。

 大火砕流に巻き込まれた車両は約80センチの火山灰層に埋まっていた。トランクからは取材用の望遠レンズや一脚なども見つかった。この日は他に、新聞社2社がチャーターしたタクシーも掘り起こされ、災害を伝える遺物として活用を検討する。

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