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春場所前半は、理事室に数分顔を出しただけで欠勤もあった貴乃花親方。後半は、この日の千秋楽まで定時出退勤の変わりようだ。協会執行部との対立姿勢は弟子の十両・貴公俊(たかよしとし)の付け人殴打問題で一転した。心変わりは「子」の行く末を思う「親心」か、と思った。
問題発生翌日の9日目は、支度部屋も混乱した。史上初の双子同時関取として「心強かった」と話した弟の十両・貴源治が、自らの取組後の囲みで目尻を何度もぬぐい出し、取材できなくなった。
殴られた序二段・貴西龍は「伝達ミスでこんなことに」と自責の言葉。だが暴力は貴乃花親方が絶対に許さない。出血するほどの殴打は傷害罪にあたり、刑事罰が科せられる。貴ノ岩への傷害事件絡みで、理事を解任されても態度を変えなかったかたくなさも「被害者の父親」に置き換えれば合点がいく。
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