プーシャン家の日常

つぼマニア兼脉オタクと、医学史中心中国学マニアの生活感なさすぎな日々

小石川植物園

2017.04.22 08:07:02



4月21日午前、小石川植物園。入口すぐ近くの「精子発見のソテツ」。後に「精子発見のイチョウ」もあるのですが、その歴史的価値については、日本植物学会のHPで見ることができます。
http://bsj.or.jp/jpn/JPR/digital/icho1.php
入口受付で「ハンカチの木」をお薦めいただき、ソテツを左手に見ながら、NHK0655の歌にある、「メンデルのブドウ」と「ニュートンのリンゴの木」を目指しました。一枚目の写真がその「メンデルのブドウ」。ブドウとリンゴは並んで一角を占めています。

ニュートンのリンゴ、flower of Kento、落果しやすい種類だそうです。植物園の「開花情報」に、数日前「ニュートンのリンゴの花が咲きました」とあったので期待していたのですが、一見しただけではこの通り。探すと二か所、数輪のみ、こんなふうに。上の写真では左側、写真に入らない位置と、木の向こう側とで、初めは本当に見つかりませんでした。園の方々、さすがよくご覧になっているなと思いました。
 
植物園はほぼ長方形として考えられます。そのほぼ真ん中の道、葉桜を抜け、そろそろ見ごろのツツジのエリアを抜けます。真ん中から左右にそれると、それぞれ見どころが。それて「精子発見のイチョウ」を見たあと、また真ん中をまっすぐに進んでハンカチの木を鑑賞。

 
医学史的には「小石川養生所」と「御薬園」にかかわるものをおさえないと。

養生所井戸跡。振り返ると「御薬園あと」。

さらに奥へと進んだところで出会った「サネブトナツメ」。
享保12年(1727年)に、中国からもたらされたものとのこと。感動。
ヒヨドリなどの声を聴きつつ、いろいろな草木を見ながら、クマザサの茂みを抜けて長方形の長い一辺の果てまでたどりつき、そこから曲がって短辺なりに歩き、道をくだると日本庭園とともにあらわれる東京医学校本館。

これ以後は、往路とは別側の長辺を、寄り道しながら正門まで。時間があったので再びソテツの前を上って「柴田記念館」まで行き、加藤竹斎と藤林道寿の植物画のグリーティングカードを購入。
所要時間一時間半、あるとわかっていながら、見つけ損ねたものもたくさんあります。
それぞれの花の季節に、何度も通いたい場所だと思いました。〔文責・きか〕

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